第10回

第10回です。木曜日になってしまいましたが第10回です。まぁこんなこともあるのです。どうしようもなかったことだってあります。
先週のSRCは、おりふぁん21話を書いていました。20話を司さんからもらって、だいたい4日くらいかかったんだな。割とロケットで突き抜けられました。持久戦は死を意味する気がしたんだ。
おりふぁんも今後どうなるかわかりませんが、とりあえず司さんと一緒に、どうにかしようと、とにかくそれだけを念頭において作りました。実際にプレイされれば私達が何についてどれくらい必死だったかわかるかもしれません。
ちなみに司さんも20話、数日で上げてきてます。つられて100mを走ったのでした。


今週は先日いったブリヂストン美術館について。
東京以外に住まわれている方に説明しますと、ブリヂストンとついているのはスポンサーという意味だけではありません。これ、会社の中にある美術館なのです。正面にある会社の左側面にあるドアから入り、1階は軽食屋とホール、エレベーターに乗った2階が展示場というとても狭い美術館です。
そしてそんなことは露とも知らないS.Saekiは、正面にあった自動ドアをくぐりぬけて、チケットを頼むわけでございました。バカな声が静謐な社内に響き渡りましたよ。
ああ、入り口に立て札があったさ。なんか横の方で上役っぽいジーサマが商談してたさ。受付の綺麗なお姉さんはスーツを来ていたさ。
嫌な顔一つせずに案内してくれたお姉さんに感謝しつつ、私は鼠のようにブリヂストン社を後にしたのでした。


で、ですね。小さいブリヂストン美術館ですが、常設にはピカソセザンヌルノワールもあります。どれも素晴らしいです。モネの『睡蓮』も感動しました。
なのですが、私が何を観にいったかといえば、それは藤田嗣治だったのです。

 

腕一本・巴里の横顔 (講談社文芸文庫)

腕一本・巴里の横顔 (講談社文芸文庫)

知り合いの方がこの人の絵にひどく感動していて、その乳白色が観たくて行ったのでした。
実際に観て・・・・・・うん、凄かった。横においてあるピカソの絵も凄いんだけど、それと明らかにジャンルの違う凄さを放っていた。ああいう交わらなさを「異彩を放つ」と言うんだ。彼の作品はその一枚だけだったのですけど、そのために行ってきた価値は十分にありましたね。
そうしたすばらしい常設展示と比較して、特別展示のオーストラリア展も観てきたわけですが・・・・・・いや、わかる人にはわかるのかもしれんけど。私にはわからんかった。ただのシュールとはまた違うんだけども・・・・・・なんなんだろうな。まともな絵がほとんどなかったってのもあるんだけど。
これを読まれている方でオーストラリアの美術に詳しい方がおられたら、ぜひ教えていただきたいものです。


そんなわけで1日遅れになってしまいましたが、また来週。