第一回

さて、一月は大幅に越えてしまった昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ワタクシS.Saekiは日本vsイエメンを見ながらこれを書いています。今やっと日本に点が入りました。監督が変わっても点が格下でさえロクに取れないのは変わりませんね。そんなものだと思います。上が良くなったら下も良くなるなんて幻想ですよホント!
そんなこんなでタイトルが違ってみても、日記として書いているうちはグータラ節もあいかわらずだろうと思い、ここは一念発起して週間にしてみようと思います。そういえば「S.SaekiのWeeklyNote」という題で日記を書いていた時もありました。それを実践してみようという心境です。
まぁそんな感じで、とりあえず近況を。本日のことですがフォルさん、風雲再起不能さんと一緒に新宿まで行って『ゲド戦記』を観てきました。最近は原作者にまでダメ出しされたというジブリ期待の新星による作品です。悪い噂しか聞いてなかったのですが、現場についてみると階段に3フロア分ズラ〜っと人が並んで、子供は多く、ネットの風説などどこ吹く風という感じ。それだけ我々のドラえもんクレヨンしんちゃんのようにジブリは浸透しているのだと再確認した次第。
で、問題の問題ですが、まぁ私が気になったのは映画中、扉の下で床に座り込んだメガネカップルというか、ちょうど一番後ろの席に座っていたのですが、メガネ男が向こうに席がないかって離れていくとですね、メガネ女が「ここでいいよ〜ぅ」と言わんばかりに男に向かってクイクイ手招きしてるのです。探していて振り向かない彼氏に、クイクイ。クイクイ。ずっとやってます。端の方まで行ってしまうまでそうしてました。男が帰ってきたら頬を寄せてイチャついてました。ちょっとした殺意を抱きましたね。暗いから浴衣にメガネが可愛いんだよコンチクショー。それが床に座ってたら膝ら辺りの乱れ具合が気になるだろコンチクショー。
そうなのです。今日は神宮で花火大会があったようで、それでか何だか浴衣姿の女の子がとても多かったです。おかげでとても目の保養になりましたね。HAHAHA!
話が脱線したことからも察していただけるかと思いますが、『ゲド戦記』はダメでした。苦行でした。最初の30分で席を立ちたくなったなんて初めてです。何とか我慢したけど! 絵は悪くないです。途中で父親をリスペクトしているシーンとかもあったし(原作を知らないので勘違いかもしれませんが、山羊の子供を可愛がるシーンや放牧のシーンがあって、あれは『アルプスの少女ハイジ』のオマージュじゃないかと思ったのですよね)、でも何と言うか・・・・・・なぁ。血が通ってないというか、絵の構図に個性が見えないというか。「省略」って言葉が見えないし、映像そのものは綺麗なのに、ねぇ。台詞も全部が全部書き言葉というか、とにかく説明的というか、「なるほど」とか「もしかして〜なんですか?」みたいな、消してもいいものが多すぎて、テンポは悪いリズムは出てこない! 音楽の使い方は学芸会のようだし!!
アクションシーンは迫力あったんですけどね。あと終盤、ヒロインが館の裏門に走るシーン。「あ、伏線ちゃんと使ってるぅ」って感激しました。まぁその後で大笑いの場面があったのですが!! この辺は皆様も実物を拝見してご確認ください。色んな意味で観て損はないと思いますよ。道連れとも言いますが! 帰りがけ他の映画館で『時をかける少女』が立ち見アンド整理券な状態を目にして、少し時間の使い方にタソガレた瞬間でした。この傷心を埋めてくれる浴衣でメガネな女の子を募集しましょうか。
というわけで、最後にSRCについて。進んでません。『ゲド戦記』はできあがってボロクソですが、こちらはそこにすら達してません。がんばります。来週も映画の話で埋めるわけにもいかないので。
ではでは☆