ノースリーブの季節

某氏にSDガンダム外伝をやれと薦められる日々。
こう見えても幼少のみぎりには駄菓子屋へ、もう今は潰れてしまった玩具屋へ、ストリートファイター2に熱中する学生の皆様の間をぬってカードダスをやりにいったものです。あの狭い部屋で男が列を為す、というのは好きだったなぁ。まだ6時が外にいてはいけない感じがした年頃。
閉鎖的な空間には多人数が似合います。その狭苦しい、立っていなければ生きてはいけぬ、清潔な牢獄が良いのです。逆に広大な景色にはたった一人がふさわしいのです。居てもいいのは大型の犬だけ。
あの頃みたいなうらぶれたものは残っているのかな。今は随分と壁の煤けを隠すため、けばけばしい彩りを飾るような、そんな不毛で、無意味な行為が乱雑しています。さぞ今の子供達は開放的な世界を眺められるでしょう。