スキャナがなおった!

偽詩的妄想その3
もし鏡が醜い姿しか映さないのならば、そんな鏡は私には必要ない。
どれだけ血まみれにしようと、鏡を砕くために拳を叩きつけなければならない。
その醜い姿を自分とは認識できない。しかしその醜さが本当の自分なのかは誰にもわからない。
外面が内面を兼ねない限りそれは何でもない。
太陽を見れば焼かれる眼で、私たちがすべてを知りたいと思うのはどうしてだろう。
私はこんなにも無力なのに、何も知ることはできないのに、なぜ私は死体に憧れることができないのか。
教えてくれ私の大切な人。私が狂ってゆかないように。私が光と歩めるように。
毒々しい庭園の縁で。