何もしたくないよぅ

 何もしたくないよぅ。何もしたくないよぅ。何もしたくないよぅ。何もしたくないよぅ。何もしたくないよぅ。何もしたくないよぅ。何もしたくないよぅ。何もしたくないよぅ。何もしたくないよぅ。何もしたくないよぅ。


 ……何か自分で引いたからとにかく何かやろう。


 少しだけまじめなシナリオ感想。
 聖王機アレクカイザー
 というわけで毎話一行ごとというのも何なので少し書きます。
 私の感想は飲み屋の愚痴のような感じでしたが、悪いところばかりではありません。ライトなノリでオーソドックスなシナリオという客層の広いジャンルにおいて、オリジナル長編として完結させたことはそれ自体とても意義のある行為だと思っています。日本語が変だとかオチがないとかそういうこともありませんし。
 ただ、この作品について私が感じたのはシチュエーション重視の傾向です。どういうことかというとまず書きたいシーンがあり、それに付随してストーリーが作られていたという印象です。だからキャラクター間における描写量に差がありすぎて、特に敵役についてはそれが顕著でした。またこれが過ぎるとキャラクターの性格が二転三転するとか、ストーリーの整合性が無茶苦茶になるとか、色々と弊害が起こります。この作品はその振り幅がとても強いのです。
 面白いシーンもあるのですが、それはあくまで点であって、あとのシーンにおける積み重ねになっていないものだからカタルシスに乏しい。また杜撰な展開も多いものだからどうにも全体として落ち着きが悪い。流れも寸胴で凹凸が乏しいから、解消するために終盤で思いっきり言葉を費やして何とかしようとしてしまう。繋がりを考えないから、一番立っていたはずの主人公とヒロインの関係が、他のキャラのカップリングを進めるために思いっきり放っておかれてしまっていた。などなど。そんなことをプレイしていて思ってしまったと。
 まぁでもそういう部分はストーリーのためにシナリオプレイしている人間じゃなければ気にならないだろうし、主人公にどうにも共感できないので色眼鏡で見ていたという部分もあるでしょうが。でも、オリジナルってやっぱり戦闘よりストーリーありきだと私は考えていますので、そんなところを愚痴愚痴語っていたプレイ中なのでした。で、今は「こんな長い文章を誰が読むんだろう」と書いてて切なくなっています。